Bunkoh Style -WorldWide-

世界中の果て(先端)を命懸けで制圧しに行く大冒険コメディロマン

帰国後は下心まる出し?高知県四万十のお仕事~田舎LIFE2~

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こんにちは、

 



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雪見だいふくを腹いっぱい食べたい欲求を満たしているバカです。
死ぬまでにやってみたかったんですよね〜これ。でも結果、4つで飽きて残りは冷凍庫に戻しました。3つ目で感じたんです、俺なにやってんだろって。


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そしてもはや自分でアイスを作ることにしました。ハイどうでもいい〜。それにしてもいきなり自分の顔写真を連発だなんてね。しょうがないでしょナルシストなんだから。それに【旅、その後編】は僕の好感度を上げる下心が丸出しなカテゴリーなんですから。どなたか31歳高卒の職歴無しを養ってくれませんか?


前回の【旅、その後編】
bunkohstyle.hatenablog.com

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(中国:ウイグル自治区

さて、旅の終わりから早4ヶ月。そしてここ四万十でのゲストハウスに住み込んであっという間の3ヶ月半。

今年もあとわずか。また素敵な一年でしたよ。無事に帰国できて、こんな素晴らしい田舎体験もして、自分のゲストハウスをやりたいという夢も持てちゃって。あとはね、僕を養ってくれる美人な、もうやめますね。いや文句の無い一年でした。

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冬はガクンとお客さんは減るものの、しかし外国人のゲストさんの比率が上がる謎。チャリ旅のベルギー人夫妻に、下のスーパーは水曜日はアイスが半額なんやで〜!って教えたら、僕に買って来てくれたんですよ、感動。しかも一番好きなスーパーカップ

え?教えたのは買って貰おうという下心では無いですよ?たぶん。

右のオランダ人の彼なんて3泊しましたからね。なんで?ってね、スタッフの僕が聞いちゃいかんですよね。さすがにそれだけいると仲良くなってお別れが寂しいですよ。

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シェア飯をご希望の方にはね、任してください。

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はい豚の角煮と豚汁定食〜。からの酢豚〜!パスタもいけるよオイルサーディン〜!


か・ら・のォォオオーーッ!!!



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石焼きビビンバ。
石の器は自前で東京から持参。ビビンバってのはさぁ、店で食うもんじゃねぇのよ。作るもんなの。




ハイ僕の好感度が激増ぉ〜〜イエスッ。

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さて、実は宿のお仕事は給料は出ません。宿泊代と食費をお手伝いで相殺するというかたち。だからつまり、これまでの3ヶ月半は無収入でした、って、ワケでもないんです。

僕がここへやって来た同じタイミングで、千葉県からの移住者である農家さんの落花生の収穫がスタート。それをもちろんアルバイトとして、宿が忙しくない日などにお手伝いさせて頂いてました。

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四万十の大自然に囲まれながら空気を感じ、大地を感じる。

世間は働き手が足りないと言われていますが、田舎の農業なんて特に足りていない模様。今回も田舎の輝ける暇な若者として脚光を浴び喜ばれ、作業着やら飲み物やら昼ごはんまで全部頂いちゃいました。

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とにかく掘る。落花生、つまりピーナッツってこんな感じで土の中にできるんですよ。知らんかった。

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ご覧ください、畑に潜む小さな生命。そうです、サンショウウオあの天然記念物でしょ?これ醤油で煮込んで食べちゃったりしたら罰せられるんでしょ?都会っ子の僕は大興奮!

農家さんいわく、別の畑ではウジャウジャいるらしい。天然記念物に囲まれて仕事ができるなんて素晴らしいですよね。





でもこれ実はただのイモリだった。

しかも楽天で一匹700円で売られてるらしくて吹いちゃった。本気で天然記念物かと思ってた僕の2ヶ月間は何だったのか、それはいいとして、どう思います?「サンショウウオ 天然記念物」ってググろうとしたらですよ、2個目の予測変換にご注目下さい。

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天ぷらてお前。もうなんか日本のストレス社会の闇を垣間見ましたね。


と思いきや、悪ガキが油で揚げてみました的な感じではなく、普通に福島県とかでは食べるらしい。しかも、サンショウウオオオサンショウウオて違うんですね。天然記念物は後者。

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これぞ畑仕事の醍醐味、採れたてをその場で食べられる。落花生をナマで頂くなんてもう二度とないかもしれません。普通に甘い。

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天候に深く左右される農業。更にここ田舎では鹿やイノシシなどの害獣対策も必要になってきます。ここでは特にイノシシが相当厄介で、とある農家では一晩で畑が全滅する例もあったようです。その対抗手段で電気ワイヤーを設置するも、それでも入ってくることがあって気が気じゃなかったり。雨が降り続くと作業は出来ないので、収穫期は事前の判断が明暗を分けます。

将来的に農業もアリかなぁ。
なんて思ってたけど、実際にやってみて大変さを目の当たりにして、<あ、無理かも>って感じたのが正直なところ。

災害だらけだった今年。ここの栗の農家さんは例年の2割しか収穫できなかったんだとか。1年をその収穫期で賄わなきゃいけないのに、、もはや農業って博打ですやん。

それはもちろん作物にもよるし、大変な事ばかりに目がいってしまうけど、良い事だってあるんです(きっと沢山)。

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収穫したあとは厳重に選果。あんなに頑張ってたくさん採ったのに、半分以上は商品にならずに破棄される。本当に選ばれしモノが、店頭に並ぶのです。普段何気なく僕らが口にする食べ物は、農家さんたちの大変な労力の上にあるのだ。これをまざまざと知る事が出来たことも、僕には相当な収穫である。

それにしてもこの落花生、くっそデカイでしょ?一般的なものより2倍以上。落花生は大体は炒ったものを食べるでしょうが、これは茹でて頂きます。マジで手が止まらない美味さ。少し値は張りますが、是非一度↓
塩ゆで 煎り 生落花生の四万十ジャンボ落花生

 

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落花生の仕事が丸2ヶ月間、10月一杯で終わり、11月に入ると今度は柚子の収穫が始まるという最高の入れ替わり。

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この仕事は日給8,000円も頂いてました。こんな田舎で信じられん。8時間労働で時給換算で1,000円。高知県最低賃金は現在760円、市内のセブンイレブンとかの深夜帯よりも高いですよ。

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こちらもお昼ご飯と飲み物付き、更にはコーヒーにおやつも。しかも実質労働は7時間を割っていた。こんな景色で地元のおばあちゃんと喋って喋って、休憩が長い長い。仕事ってかむしろ喋りに来てるやろってレベル。とても可愛がってもらいました。また良き思い出。

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それにしても田舎のおばあちゃんの強さには驚きを隠せない。分かるだろうか、ここの園地、物凄い傾斜地になっているんです。

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そんな場所でどうやって採るかというと、こう。2本の丸太を足場にして組み、木を登っていく。これを70歳を超えたあばちゃんがヒョイヒョイとやってのける。これ普通に落下しやすくて危険な仕事ですよ。驚嘆でしかない。

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そんなこんなで、ここへ来てまさか給料を得られるだなんて思ってもなかったけど、これでしかも宿泊費と食費がタダなんで、結構貯金ができちゃったってね。田舎は仕事が無い、なんてきっと嘘。これは他の移住者のかたも言っておられました。

収入とか度外視、ただただ「絶対楽しそう」という感覚だけでやって来た四万十。『お金はあとから付いてくる。』ってどっかで聞いたことがあるけど、こういう事なのかな。

以上、田舎LIFE2でした。


ちなみにここの滞在も今年一杯までとなります。来年の予定は未定!次はどんな楽しいとこ行こっかなと。てことで僕に会ってみたいかた、あるいはアイスを一緒に食べてくれる美人なお姉さん、引き続きお待ちしております。おじさんは1つあげるので一人で食べてください。

僕が住み込んでいるかっぱバックパッカーの楽しい様子はインスタでたくさん見れますよ。「kappa.bps」で覗いてみてくださいね。

次回の【旅、その後編】

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