Bunkoh Style -WorldWide-

世界中の果て(先端)を命懸けで制圧しに行く大冒険コメディロマン

スーパー馬鹿チャリダーの妄想から始まる自転車ベトナム縦断記~ハノイの喧騒~

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ご覧ください、これが世間も驚愕のビーサンチャリダーである僕の足でございます。もはや芸術的でしょ?きったね。

それにしても暑いなぁ〜。寝れねぇってばよ。

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お、丁度いい所にウチワがあるやんけ。微力ながら貢献してもらおう。


しかしこのやけにポップでキャッチーなニワトリさん、ベトナムでは人気キャラなの?チッキーって名前らしいけど。




・・・あれ?うわッちょっと待ってください。


おいチッキー、斜め上を見てみ?




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カーネルサンダースさんがお前狙ってんぞ。


「油で香ばしく揚げちゃるけんね。」てな感じかな、気取ってる場合じゃないだろお前、早く逃げろ。


てか、まさかチッキーって名前はチキンから取っちゃってんの?浅はか過ぎて吹いちゃった。それはいいけどこのイラストってちょっとシュール過ぎやしませんかね。ニワトリさんをケンタッキーのメインキャラクターに抜擢するという暴挙は到底許されるもんじゃないですよ、切なくて見てらんないっての。


それはどうでもいいとして、始めっか、ベトナム旅。


ユーラシア<チャリ旅>編 前回

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ラオスの山々にチャリも心もボッコボコにされながら脱出し、次なる国ベトナムへ入国を果たした僕。

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割りとマイナーな国境なのか、タイミングの問題か、閑散としていました。フレンドリーなイミグレ職員たちはバレーボールに興じている。

この入国の際にとても嬉しい特典を頂きました。日本人はベトナムには15日以内であればビザは不要。その日数のカウントを、この日が既に夕方だったから、なのかは分かりませんが、次の日から始まるようにしてくれたんです。

この入国した日はノーカウント。たった1日だけど、チャリ旅にはとても貴重な時間です。

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縦に長いこの国、ハノイからホーチミンまで最短距離で約1,600km。
この距離は日本で言うと、東京から博多を越えて鹿児島の最南端よりも長い行程。

そしてベトナムの見どころは海外沿いに集まっており、更にホーチミンを越えて最南端まで目指すとなると、なんだかんだで2,000kmは軽くオーバーしてくる縦断の旅。

ベトナムはビザラン(ビザの期限をリセットする為に隣国へ一度出国するワザ)に厳しく、出国後は原則1ヶ月経過しないと再入国できない。なのでこの決戦に備えてバンコクでビザを取得しており、つまり15日+ビザで30日の計45日間でこの国を走破しなければなりません。だから1日たりとも無駄にはできない。

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(チッキーがいっぱい)

それにしてもフレンドリーなイミグレで助かりました。というかベトナムに入ってから人が急に気さくに。なんでしょうこの違い。ラオス人の大人しくて控えめな性格から一変、底抜けの明るさ。

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これは翌日に撮った国境の写真ですが、現地の人はまるで東京都から神奈川県へ入るってな具合で、ラオスベトナムを行き来しています。島国育ちである僕らからしたら不思議でしょうがない光景ですよね。

あの向こうはもう文化も通貨も違うんです。そんなたった数メートルで人の性質も変わってしまう不思議さに驚きを隠せない。

僕は実はラオス人にあまり良い印象がない。もちろんその時の状況とか、運とかもあるでしょうけど、どこか冷たかったんですよ。それは彼らがシャイであるがゆえなのかは、分かりませんが。だからこのベトナム人の一転した明るさが凄く嬉しかったんです。

旅行者のあいだではベトナム人はウンザリだという傾向が見られます。噂によればボッタクリが酷いようです。これからの旅において、そんなイヤな一面も見ることになるのでしょうか。

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国境の町バンナメオ(bản Na Mèo)の朝はとても賑やか。市場が開かれ、ラオス人も買い出しに来るのでしょう。

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生けすまで用意されて新鮮なお魚も頂けます。ラオス側の国境はガチで何も無いけどコチラは宿も3軒ほどありましたよ。

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さて、ベトナムしょっぱなからスーパービーサンチャリダーの出番は、ございません。

ここへ来るまでにまたスポークが折れちゃって、もういい加減ホイールを交換しなきゃいけないんですがその為の現金も無いというね。この町にATMが無かったんですよ、これは誤算。

なので泣けなしの小銭をすべて使って、バスで出来るだけATMのありそうな町まで進む手法にしました。

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これが大正解。しばらくムチャクチャな悪路が続き、前方のバイクが転んじゃったレベル。

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途中でアヒルさんを抱えたまま乗り込んできました。名前はダッキーですか?

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このオジサン、乗車するなりキュウリを食べ始めたんですが、分かります?これ塩じゃなくて、インスタントラーメンの粉末で楽しんでるんですよ、バカじゃないの?いやいやすいません、斬新過ぎて目からウロコですよ。美味しそう。

ちなみにそのラーメンの味ってチキン味なの?チッキー大活躍だなお前。

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なにもこんなよく分かんないとこで降ろすなよぉ。まぁそれは仕方がない。

このわずかなお金で行けるとこまで行ってもらえませんかセニョール。

ってな具合でドライバーに頼んだんです。その金額的にここまでが妥当だったらしい。この先に銀行あるからって分岐点で降ろされました。

それにしても、お金が無くて足が汚くて困り果てた外人がいるんだからそこまで乗っけてくれたっていいじゃないですかねぇ。


しかもよぉ・・・

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なんかバスから降ろされたら相棒の前ブレーキがパッコーンってなってた。

どうしてくれんだテメェ、修理代よこせコラ。ったくよぉ、つまりこういうことですよ。


後輪のスポークが折れてて前輪ブレーキも壊れた自転車に乗っている迷子で一文無しの足が汚い外人。






もはや事故。

死ねってことですかね。この時はまだGPS付きのケータイなんてまだ持ってなかったので、自分の現在地が分からない。ちなみにブレーキはカポって引っ掛ければいいだけの話で壊れていないのですが、この頃はそれすらも知らなかったんです。事故ってかただの足の汚いバカだったんです。

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道中でお仕事中のお兄さんにお水を恵んでもらいました。だってお金が無いんだもんよ。

それにしても、気付きました?お兄さんのバイクの後部に謎過ぎるツバメのような鳥の死骸。オモチャじゃないですよ?食用でしょうか。名前はツバッキーですか?


20kmほど漕いでなんとかATMにありつき心は軽くなったものの、やっぱりチャリは重い。もはや楕円と化した後輪タイヤは左右に激しく振れ、ブレーキに勝手に触ってしまうオートマティックブレーキという無駄な機能を搭載。

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更にはこんな悪路。むしろワクワクしてきちゃった自分がいたのも事実。

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でもこういった土砂崩れなどのシャレにならないものは勘弁して頂きたい。

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もうクソ過ぎてクソ。だんだん涙腺がほどけてきて泣きそうになってきた。実家帰りたい。


全然スピードも出せずにストレスだけが溜まり日が暮れ始め、今夜は野宿かと覚悟を決めかけたところで名も知れぬ村に辿り着き涙腺崩壊まぎわ。しかも宿もあって、更にそのご家族が一緒にご飯食べましょうってタダでご馳走してくれて涙腺爆発まぎわ。

超しんどかったけど超結果オーライ。とりあえずのところベトナム人が大好きだ。
そしてこの食事で珍ハプニング?勃発。

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なんせこの日はお金が無かったので、よく分かんない中国産のクッキーだけ、しかも朝にしか口にしてなかったんです。空腹の限界超えて一周回ってお腹が減っていない状態でした、が、それも料理の匂いを嗅げば雪崩のごとく食欲が湧いてくるわけでして、まず一杯目のご飯を、ミートボールのようなオカズの「タレ」のみで完食。オカズ自体には手を付けずに平らげてしまうという妙技。

「ホホホホ、よっぽどお腹が減ってるのね、お釜にあるお米ぜんぶ食べていいわよ。」


その姿を見た真ん中のお母さん、ほほ笑みながらまだ釜にたっぷり入った米を指差し、言葉は分からないがそういう感じのことを言う。

ほんと?それでは。って感じで暴発する食欲をグイグイ抑え込むかのように止められぬお箸。ご家族が食べ終わっても一人黙々と胃に詰め込んでいき、遂に釜の米すら完食。


席に戻ってきたお母さん、そのスッカラカンになった釜を見て、絶句からの爆笑からの絶句、からの大爆笑。

口を手で抑えながら今にも目ん玉が飛び出しそうな表情で、何かを言いながら笑い転げている。



おそらくは、

「うっそ、ちょっとこの子ホントに全部、ちょっ、え、嘘でしょ、ちょっ、えーーッツ‼︎⁇冗談で言ったんだけどォ、ちょっと、シンジラレナイ、ゔぉーほほほほほーーーッ!」

こういうことだろう。

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確かにガチで食ったなぁ、たぶん米3合以上は胃に入っちゃった。だって美味しかったんだもん。

お母さんは若干(いやだいぶ)引いていたかもしれないが、息子さんと同い年の僕を可愛がってくれましたよ。

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おい見ろ、まるで粗大ゴミのようだ。

翌朝に悪路を頑張って進んで来た自分の泥だらけの相棒を見て、とっさにそうつぶやいちゃった。これは紛れもなく本音が出ちゃった形でしょう。

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この村にあった自転車屋さんで遂にホイールを交換。ブレーキも直して(はめるだけして)もらって、これでスーパービーサンバカチャリダーの復活だ。おっと、バカは余計だぞっと正解だけど。

ベトナムはやっぱり朝から賑やか。こんな村に外人がいるのは珍しいのか、よく絡まれます。

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ちなみにベトナムの宿はニャンギ(Nhà Nghỉ)と呼ばれる。モーテル的な位置付けのようです。これはホテルとも書かれてますけどね。

ご覧の通り、ベトナムの文字は多少は記号が付いたりするもののローマ字なんです。周辺国のラオスやタイ、カンボジアは独自の解読不可能な文字ですが、これならなんとなく読めますよね。

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さぁお待たせしました読者の皆さん、特に美人なお姉さんたち、スーパーチャリダーブンコーの完全カムバックです。ハンドルに吊り下げられたペットボトルの入ったビニール袋が少しダサいですが、魅せますよ、パワフルなペダル回転とたくましいガッツを。

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どうですかこの眩しい緑、ベトナムと言えばお米ですよね。最高に清々しい景色。

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結構な高さを登りましたよ。分かりますかね美人なお姉さんたち、こんなとこをギアの無いゴミのような自転車で這い上がってくる僕のスーパーな気合いとダイナミックな脚力、生唾モノでしょう?DM待ってますからね。

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気持ち良い田んぼと迫力のある岩山のコントラストが見事な風景。路面も綺麗で走りやすくテンション高めのままホアビン(Hòa Bình)という大きな町へ。

しかしここではとにかく安宿が見つからず、一泊200,000ドン(約千円)のホテルで妥協。日本の物価で考えたらそりゃ安いですが、東南アジアではやっぱ700円以下とかで泊まりたいんですよ。

それにしてもベトナム通貨のドンは桁が多すぎて面倒くさい。

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千円も出せば割りとクオリティの高い設備でして、エアコン付きだし冷蔵庫も。キンキンに冷えたドリンクと一緒にカップラーメンも入ってて吹いちゃった。これすぐに食べる場合はお湯を注いでからの待ち時間は4分にした方が良いかも分かりませんね。これらはもちろん有料。

しっかし冷房で寒いくらいの室温にして毛布に包まれて眠る幸福感の高さってね。

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馬鹿チャリダーはペットボトルを収納する為のトートバッグを手に入れた。ビニール袋のダサさから一転してプリティな姿に。参ったなこれ、また女性ファンが増えちゃうかこれ?DM待ってますよ。

これ出発する際にホテルのオバチャンがプレゼントしてくれたんです。ビニールだとタイヤに当たってすぐにボロボロになっちゃって、なので多分、ゴミみたいなチャリにゴミみたいな袋を掛けたホームレスに見えちゃったのかな。そんな哀れな姿を見て居ても立ってもいられなくなったのかもしれません。とりあえずやっぱベトナム人すきだなぁ。

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朝からまた人の優しさをもらい、上機嫌であっという間に首都のハノイ(Hà Nội)へ。しかし近郊から交通量が格段に増えてホコリと排気ガスに包まれ、乱れ飛ぶ騒々しいクラクションにストレスが溜まる。

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曲がりまぁす、プッ。追い越しまぁす、プッ。車線変えまぁす、プッ。青ですよぉ、プッ。

中国を彷彿とさせる圧倒的なバイクの数。からのとにかく世界で一番のクラクション文化。一台につき10秒に一度の頻度って感じ。うるせぇったらありゃしない。

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やはりこの国のバイク所持率は世界でもトップクラスだそうで、メーカーはほとんどがHONDAである。

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近年では電動自転車が流行しているようです。この電動チャリ、日本のそれとは違ってペダルを漕がずとも前進します。それはアクセルが付いているからで、つまり結局それもバイクじゃんってね。電動アシストじゃなくて完全自動です。

初めこの存在を知らなかったもんで目ん玉飛び出ましたよ。小高い陸橋を頑張って登っていた際に、この自転車に乗ったバアさんが僕の横を涼しい顔でペダルに触れずに追い抜いてったんですから。なんだこの奇跡のババァはってなりましたよ。

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さて、ベトナムの政治と文化の中心地と言われるハノイは、中部の最大都市であるダナン(Đà Nẵng)や、南部及びベトナム最大の都市であり経済の中心地であるホーチミン(Hồ Chí Minh)の町の華やかさと比べると景色的には地味である。

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しかしこのゴッチャゴッチャ感。

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迷子になりそうなほど入り組んでいて、狭い通りを縦横無尽に行き来するバイクたち。

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ありとあらゆる通路の脇では屋台が並び、食事や談笑する人々。

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喧騒が絶えないハノイは地味だけれど、「ベトナム」を一番感じられる場所であると僕は思う。

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フランスの植民地だったことから、市内には立派な教会が点在しています。そして右の写真はおそらく仏教徒の行進だと思われますが、実はベトナムの人口のおよそ7割が無宗教

回りが仏教国に対しこの国だけ宗教が無いのは、中国の影響を多大に受けてきた背景があるようです。

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この国の楽しみの一つが多様な料理。フランスの入植によりラオスと同じくフランスパンがよく食べられ、その中でも左のベトナム風サンドイッチであるバインミー(bánh mì)は手軽に頂ける軽食としてこの国には欠かせないものとなっている。店によりますがお肉や野菜、そしてパクチーのパンチが効いたそれは安いとこでは1万ドン、約50円から得られる至福。

右は中国の文化からベトナム風の肉まんであるバインバオ。ゆで卵やうずらの卵が入っていて高タンパクなおやつでチャリ旅には嬉しい限り。

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お待たせしました、この国の代名詞とも言えるフォー(phở)ですね。牛や鳥から取ったダシが優しく米粉麺に絡み、そこに飛び込んでくるやっぱりパクチーの香りが脳みそに快楽物質を生み出します。地域によって様々な具材や味、食べ方があり、それを食べ比べるのも楽しみの一つ。

ちなみに日本語では「フォー」と呼びますが、実はベトナム語ではそれ、通じないんです。正確には前歯と下唇を付けて発音する「フゥー」が正解。と言っても現地人は外人がそれを知らないということが分かってるんで察してくれますけどね。

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こちらも皆ご存知、エビの風味が香る生春巻きのゴイクン(Gỏi cuốn)。

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こちらは南部の名物ですがベトナムお好み焼きのバインセオ(Bánh xèo)。タレは魚醤が使われていてあと味スッキリ。


世界を旅するとよ〜く分かりますが、途上国の料理って基本的に油っこいんです。むしろ、油で揚げてりゃいいと思ってる。のかは知りませんが、アフリカとか南米とか、アフリカとか。フライドチキンとかフライドポテトとか、フライドチキンとか。

とにかくサッパリした料理がある国ってほんっとに少ないんですよ。その中でもベトナムは突出した優しい味わい。そして紹介した3つの料理すべてにお米が使われていて、日本人としてはやはりヘルシーで嬉しいですね。

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ヘルシーという言葉を使ってみたものの、このベトナム旅でおそらく日本の2年分くらいのラスクを食べた気がする。そこまでパン食いではない僕ですが、この国ではパンをちぎる右手が止まりませんでした。左はカリカリの食パンに砂糖びっしりのラスク、右はよりどりみどりの甘いパン。

スーパーでは売れ残りが半額以下になったりで一つ30円とかで頂けちゃう楽しみ。間違いなく東南アジアではもっともパンが美味しい国である。

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そこからのコレ!その名もカフェスアダー(Cafe Sua Da)!!

ベトナムはカフェ天国でもあるんです。これはアイスミルクコーヒー。いやいや、ミルクはミルクでもコチラ、なんとコンデンスミルクですよ、練乳です練乳。どんだけ入れてんねんってね。


濃ゆい珈琲に濃ゆいミルク。そこに大量の氷がぶっ込まれ、その氷を溶かしながら薄めて薄めてゆっくりゆっくりと時間をかけて飲み干す、というのが現地の楽しみ方だそうです。

超絶な甘党である僕にはたまらない飲み物ですよこれ、歓喜ですよ、薄めない薄めない、ストロー突っ込んでダイレクトに練乳を吸い取ります。それはもはや、スーパーで練乳買えばいいじゃんってね。タバコも酒もいらねぇよ、練乳持って来い、なんてね。

これとあのラスクを一緒に食す日々という、ヘルシーのヘの字も無い糖尿病まっしぐらなベトナム旅。

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(あのビルにあるHIGHLANDS COFFEEというカフェからは町並みや湖を見渡すことができる旅行者に人気のお店)

いやいやいや、大丈夫ですご安心ください。カロリーをどんなに摂取しようが罪悪感も心配もありません。

これがチャリ旅の素晴らしいことの一つなんですよ。

どんなに食おうが圧倒的な運動量ですぐに消費できちゃう。

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(その湖、ホアンキエム湖-Hồ Hoàn Kiếm-の夕日)

いかがでしたか?ハノイ、というかベトナムへ行きたくなっちゃいました?


この首都から本格的に縦断の旅が始まります。東南アジアのチャリ旅では一つの国としては最長となる距離を走るベトナム。どんな景色が、どんなハプニングや困難が待ち受けているのでしょうか。

世界でも類を見ないスーパー馬鹿チャリダー、果たして走破できるか。

次回

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(この記事は2015年4月〜の旅の記録です)