Bunkoh Style -WorldWide-

世界中の果て(先端)を命懸けで制圧しに行く大冒険コメディロマン

笑いのうず紀行、タイランド。〜自転車マレー半島縦断2-上-〜


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【ユーラシア<チャリ旅>編】前回

bunkohstyle.hatenablog.com


もくじ

 

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東南アジアの旅の起点、あるいは世界の旅のスタートはここからって人も多いのでしょう。旅人の聖地を有する東南アジア屈指のメガシティ、タイの首都バンコク

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マレーシアの、あるいはユーラシアの最南端から目標であるこの大都市までを無事に走り切ることが出来たのです。いや、やっぱり、ここまでウッカリ来れちゃいました♪って言ったほうがシックリきますね。

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それはそれはもう、愛と希望と汗と涙に満ち溢れた命懸けの大大大冒険でした!


と、言いたいところなんですが、そこまでじゃなかったというのが本音。

ちなみに昔、あの名作漫画のタイトルを僕、「ダイの大の大冒険」だと思ってて友達に爆笑されたことがあります。大が一つ多かったみたいですね。僕的にはもの凄く果てしなく大きな冒険の物語と解釈してたんですけどね。それはいいとして、

自転車でマレー半島縦断、ガチで余裕。

自転車を自分で直す前に買うべきもの

 

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前回も書きましたがマレーシアもタイも道幅は広く綺麗で、峠という峠越えはほぼありません。日本のコンビニ的な商店はたくさんあって飲み食べ物に困ることもない。約2ヶ月の行程で野宿せざるを得ない状況もなく、それほど町が多く宿もたくさんあるということです。

むしろ信号だらけ山だらけ、そして道の狭い日本でのチャリ旅よりも絶対に簡単。整備用の道具は空気入れのみで行けちゃったもん。ママチャリでも楽勝でしょ。

自転車屋さんも町にはほぼ必ずあるので安心です。しかしもちろん、多少の修理方法は習得しておいたほうが良いのは言うまでもない。

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パンク修理は一度も経験が無かったのですが、それってなんとなく穴を塞げばいいだけですよね。

しかし、ホイールにたくさん付いている細い針金のような物があるじゃないですか、あれスポークって言うんですけど、あれが衝撃か何かで折れてしまったんですよ。スポークって一本一本がホイールを支えていて、一本でも折れてしまうと歪んでしまって走行する際に左右に振れてしまって、まだ一本ならなんとか大丈夫ですが、二本目が折れるとそれはもう走行困難、最終的に走行不可になります。

この時はスポークという名前すらも知らなかったんですが、なんとかお店に頼らず自分で修理を試みようとしたのです。




『自転車 ホイール 針金みたいなの 修理』


よし、いっぱい出てきたぞ〜。これ覗いてみっか。
お、いつもお世話になってますYahoo!知恵袋さんですね、どれどれ。



ほう。



・・・ん〜〜。


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・・・このベストアンサーの方の回答を少しづつ紐解いていきますね。



まずしょっぱなから

「リムもスポークも知らないものが自転車乗ってるんだ(^ ^;」





すみません、リムもスポークも知らないものが自転車に乗るばかりか、マレー半島2,000km縦断に挑んでます、すいません。




「おいおいって感じですがね。」

ホントですよね。




「教えてばかりじゃなく、文字の中で読み取るべきですが。」



ちょっと言ってることが理解できねぇですが、これからのあなたの文章の中で言わんとしていることを自分で解釈しろってことですかね、分かりました。




「ニップル回しくらい買いなさい。(^^;」



すみません僕みかん派なんですよ。え?あ、アップルじゃなくてニップルですか、なにそれ?てかアップル回しって手品師かよ。


「駄目押ししておきます。」



駄目押しって言葉を使うには早過ぎる展開だと思うのですが、とりあえずそのニップルとやらを買えということですよね。




「マニュアルくらい本屋で買えよ〜〜。」



おっしゃる通りでございますね。


「そうすれば全部なぞ解けるよ。〜〜。」



・・・



なるほど。


要は本屋さんでマニュアルを買ってこいという回答なんすね。素敵なアドバイスどうもです!ベストアンサーにふさわしいですね!

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口に出して言うのは良くないので、この回答に対しての僕の思いをこのTシャツに代弁してもらいますね。
いやいやいや、これ普通に売られてるってどないやねん。タイは親日家が多く、とりあえずこのように日本語が入ってりゃカッコいい、みたいな感じなのかもしれません。

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(しなさい)Tシャツでございます。お気に入りなの兄さん?

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(画像は借り物)

ヨーロッパやオーストラリアではこんなブランドもあります。これ100%日本人に文章がちゃんと成り立っているかを確認していないですよね。あるいはこれが狙いなのかな、てか日本語ならなんでもイイって感じですかね。このメーカー、イギリスが発祥で54カ国で展開しているようですよ。

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文字では無いにしろこれも凄いですよね。このシャツで渋谷のスクランブル交差点を横断できます?






いやしかしなるほどな、あの知恵袋の回答を読んで結局は修理方法は分からないままだったが、一つ分かったことがある。

このひと友達少ないだろうなってことだ。



言い方も去ることながら、ちょいちょい組み込んでくる(^ ^; ←こいつが無性に腹立ちますよね。



あなた絶対30代後半の独身のオッサンだろ。





てことでものの3分で自分で修理をする気力が無くなり自転車屋さんに駆け込んだのでした。


なんともどうして笑えるタイランド

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マレーシアからタイに入ってからは道路の広さ綺麗さは引き継がれ、更には日本と大差の無いセブンイレブンの登場でまたグッと旅の快適度が上がります。

そして車から追い越しざまにエールを送られることも多々ありました。それはクラクションであったり、窓越しから声援くれたり。これってマジで疲れが吹っ飛ぶ勢いで凄く嬉しいんですよ。チャリ旅の経験がある方は全員共感できるはずです。

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町には必ずと言っていいほど国王の肖像画が飾ってありました。この国王はつい最近亡くなられ、たいへん人気な王様だったようで全国の人々が涙に包まれたのはまだ記憶に新しいですね。

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【この先UFO出ますご注意下さい〜】違うか。

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田舎道ではノンビリとこんな横断者も。

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道路脇ではしょっちゅうパイナップルが売られてます。10バーツ(約30円)で頂けてこれが甘くてジューシーでうんまいのなんのって。疲れた身体にしみますよ。
しかしタイ人は砂糖と塩と唐辛子がブレンドされたものを付けて食べるのが主流だそうで、これは僕には真似できませんでした。くっそ不味い。

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これ田舎で何度か見掛けたんですが、一体何をしていると思います?近付いてみますね。

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やっぱりよく分かんないけど、なんかスゲー!
小鳥の鳴き声選手権のような感じでしょうか?とっても興味深い光景ですね。


ちなみにオーストラリアを車で回っている時、ヒヨコが売られているのを見かけたんですよ。ガチで考えましたからね、<コイツとオーストラリア一周しようかな>と。んで旅が終わる頃にはニワトリになってて、帰国前に食べちゃうみたいな。もちろん愛着湧いててそんなことは出来ないでしょうが、でも誰が貰ってくれるのか。名前まで決めてたんですけどね。豪ちゃんって。

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さてコチラも凄いですね、荷物を載せて走ってるというよりは、荷物に載せられて走ってるみたいな、どっちが運転手か分かんないですよ。お父さんこれ座るスペース無くて立ち乗りですからね。

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皆さんカートはちゃんと元に戻しませんか?

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右のLINEのスタンプの彼ら、これ獣姦ってやつですかね?更にクリスマスのコスプレをしながらのプレイってけっこうな性癖で気合い入ってますよね。これもしもクマさんが仰向けだった場合はこれ熊上位になるんです?って、違うか。すいませんこんなブログで。今さらですがこのブログの閲覧は18歳以上からですからね?前代未聞のR指定の大冒険旅ブログなんです。

さて、セブンイレブンの前にはほぼ必ず設置されているのですが、これ体重計なんです。1バーツ(約3円)で割りと現地人が利用している姿を見ましたね。家で計りませんか?

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デカイのか小さいのか。


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Bigから更にJUMBOです、もっと他の何かいいネーミング思い付かなかったんですかね。これはスーパーマーケット。とても安いんでお世話になりました。miniがコンビニ。

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「おっ!お面じゃん〜!ちょうど良かった探してたんだよね〜!こんなとこで見つけるなんてラッキー♪」

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そんな奴いるかッ!

そうです、これ道路上でお面売ってんですよ、店自体はレストランなんですけどね。もうわっけ分かんなくてサイコーに面白いですよね。これスパイダーマンとかバットマン、ピエロとかタイガーマスクみたいなのは分かるんですが、誰がハゲのオヤジのお面を買うのでしょうか。


いやはやマレーシアに比べてツッコミどころがドンと増えて楽しくなってきましたよ〜!

美味しいウマいタイランド

タイへ何事もなく突入した僕は、国境から近い町のハートヤイ(Hat Yai) を抜け、そこから100km北にあるマイナーな町パッタルン(Phatthalung)へ。チャリ旅の素晴らしいとこはガイドブックに載らない場所を見れること。

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「えッ!!??あなた日本人なのッ!!??うっそ!!!もうやっばいマジ感激ッ!!!」

ってな具合で喜びを爆発させた日本のアニメが大大大好きな現地の少年です。

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そんでこれ激ウマ。タイ料理の代名詞の一つ、パッタイ。火を通していない生のもやしが添えられています。これも去ることながら約4年世界を旅した僕の中での好きな国の料理の堂々の一位はここタイの料理。

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とにかくいちいち美味い。トムヤムクンにパパイヤのサラダ。
そして安い。大体ローカルの屋台だと30〜40バーツ(約100円~)とかで一品頂けます。

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名も知れぬ町で現地人と一緒によく分からないヌードル。やっぱ美味し。

しかしながらタイ人は少食なのか、一品の量が基本的に少ないのです。二品でやっと日本の一人前といったところ。たくさんの種類が一度に食べられるという短期旅行者にはありがたいかもしれませんが、長旅で大食いの僕は外食で済ませようとすると5品くらい頼まないと満腹にはならないもので、だからこの国でも基本的に夕食は自分で作ります。

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といってもスーパーではビニールに入れられたお惣菜などが充実していて、更にこちらでも売れ残りが半額かそれ以下になったりするんで(焼きそばが10バーツ以下、30円以下になったり)それを狙い、これプラス肉を茹でるとかのコンビネーションで疲労の溜った身体を回復させます。

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すき焼きはこちらでも大人気です。でもタレはスイートチリソースでタイ仕様でした。

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移動式のアイスクリーム屋さん。一つ10バーツ(約30円とか)。

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分かりますか?食パンに挟まれているのはアイスと、お米です。
タイ人は甘いものをおかずにするのか、お米にマンゴーを添えてそこに練乳をかけて食べたりします。ちょっと敬遠しちゃうけど意外とイケるんですよ。


さぁ、ほっこり優しい街をあとにし次回はタイの島々を跳んで跳んで、はたして無事にバンコクへ着けるのでしょうか。

次回

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