Bunkoh Style -WorldWide-

世界中の果て(先端)を命懸けで制圧しに行く大冒険コメディロマン

笑いが止まらないジャワ島横断の旅。~インドネシア~

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「 try to discover myself -自分探し- ~気付けぬ者たち~」

この写"心"についてはコチラ↓

【旅アート】自分探しの旅で自分は見つかるのか【オリジナル作品】 - Bunkoh Style -WorldWide-

 

 

ふぅ、昨夜も良く眠れたぜ。

身体はスッキリ、コーヒーで心もスッキリだなっと。
いや、たまには紅茶で始まる朝ってのもいいかな、砂糖ドッサリの甘〜いやつね。


紅茶紅茶っと〜





・・・ッ





・・・ん〜と、、





みんな落ち着けって。






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なんかメンドくさくなったからやっぱコーヒーでいいわ。


前回

bunkohstyle.hatenablog.com

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半月も滞在したバリ島をやっと出発しジャワ島へ、寄り道をしながらジャカルタを目指します。

まずはマウントブロモという壮大な活火山を拝みに行きます。そこへ向かうバスは明らかに乗車率100%を超えていました。

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いや、これらはただの物売りだったんですね。飲み物やお菓子、更には真ん中の写真はサングラスを売る人まで。

こんなとこで買うやつなんていな・・・・いたーー。
あのボードの裏にはしっかりと鏡が張り付けられており試着もできるんです。

 

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「15人集まらないと出発しねぇよてへぺろ。」

プロポリンゴ(Probolinggo)
という町からはミニバスに乗り換えて向かいますが、そのバスの運ちゃんからこんな事を真顔で言われてしまいました。


これがいわゆる、人が集まり次第出発する乗り合いバス。途上国ではよくあることです。




・・・3時間待つ。その間に欧米人が7人集まったもののまだ半分。
これじゃあ日が暮れちまう、ということで痺れを切らした僕らは渋々2人分の運賃を払うことに。これで16人分なのでそれで出発してもらいます。

まぁ〜面倒臭くて忍耐が必要で疲れますよ、乗り合いってのは。

 

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日中でも肌寒いほど標高を上げ、ブロモの麓にある村のチェモロラワン(Cemoro Lawang)に到着。名前が可愛いですね。

これがお目当ての活火山。雄大です。これは展望スポットからの眺めで、チロチロと左側に見えるのがその村。

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村から山々を平面で見るとこんな感じです。神々しい。

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朝日に照らされ真っ赤に染まるブロモってのがイチオシらしく、まだ真っ暗な時刻から皆エイさエイさと展望スポットまで登って行くのです。

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これですね。しかし朝日を待つ間は寒すぎて、富士登山を思い出しちゃった。


村は標高2,000m以上の場所なので朝晩はとても冷えます。
なので村に泊まる場合はホットシャワーがしっかり出るか確認しましょう。

僕はしっかり確認してから決めたんですけど、しっかり確認できてなかったんです。

と言いますのも、ホットシャワーがホット過ぎる、ホットどころじゃなくて灼熱の熱湯か、あるいは冷たくて火傷しそうなくらいの冷水しか出てこない調度良い湯加減に調節不可という奇跡のシャワーを備えた宿だったんです。

五右衛門風呂のようなデッカいバケツがボーンと置いてあり、その中に凍てつく温度の水が張っておりまして、そこに桶などは無かったもんで、なので灼熱のお湯と凍てつく水を交互にピチャピチャやるわけですよ。


あっっつ寒ッ


あっちぃッ冷たッ


ってなりますよね。

体温調節などの神経に指令を出す脳幹も、熱いのか冷たいのかよく分からなかったようで、風呂上がりはガタガタ震えてたけどポカポカしてましたですね。


Wi-Fiもあるぜ!なんて言われてて、しっかりルーターがあってしっかり作動してたことをしっかり確認してたんですが、しっかり確認できてなかったんです。

YouTubeの1分の動画を見るためのダウンロードを待ってたら日が暮れる、太陽の動きよりも遅いレベルのWi-Fiだったです。

 

日の出鑑賞ポイントではこんな感じで人がごった返します。村にこんな人おったんかよ!?と思ったらほとんどは近隣の町からツアーなどで来ている人たちでした。

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それにしてもこの写真、よりどりみどりなんですよ。

短期のバイト君なのでしょうか、真ん中の警備員も仕事そっちのけでガンガン写真撮ってます。左には殴られたんでしょうか、鼻に湿布を貼ったお兄さん、右にはスマホで前髪の分け目チェックのオジサン、手前右の眼鏡の青年は僕の小学校時代の鴇松(ときまつ)くんというクラスメイトにそっくり過ぎて成長した本人じぇねぇのかと小一時間疑ってましたですね。

仕上げに手前左はちょっとかっこ良くした若い頃の有吉ってとこでしょうか。


ちなみにその鴇松くん、社会の授業で音読をさせられていた時に、ニワトリのお話の中でウコッケイ(烏骨鶏)を、
コケッコーとガチで読み間違えるミラクで僕の腹筋が完全崩壊したのは未だに記憶に新しい。

もしも「コケコッコー」なんて真顔で読み間違いを犯した際には腹筋はおろか、机をも破壊しうるほどぶっ叩いて爆笑死してたかも分かりませんね。まだコケッコーで良かったです。

笑い過ぎて先生に注意されてたんですが、僕も笑いたくて笑ってるわけではないんですけどね、身体は正直ですよ。思い出すたびに僕の腹筋がドンドン割れていく伝説を創った鴇松くんは今なにをしているのかな。

ケンタッキーで働いてたら速攻で買いに行きたいです。



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ちなみにブロモ山までは歩いて麓まで行ける。そこにはお寺が建てられており、風が強いとこのように火山灰が舞い上がり、まるで強めのボスでもいそうな世界観です。

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火口も覗き込めるんです。ちなみにブロモってこの火山なのか手前の普通の山なのかは定かではない。


 

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さぁ次に向かったのは古都ジョグジャガルタ(Yogyakarta)。英語にすると読めねーよってね。

ジャワ島に入ってからは、人を前に載せる人間の盾って感じの自転車タクシーが見られます。ベチャと言うらしいです。ドライバーのほうが安全っていうね。

 

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よく分からないがトロフィー専門店がズラーっと並んでいる。

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町一番の目抜き通りのマリオボロストリートはいつでも賑やか。

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おいマジかよ、あいつ背中に鳥が入ったケージを背負ってるぞ。これどういう状況だよ、心底ワケが知りたい。

ハトっぽいのでペットかな、あれで散歩的な感じでストレスを発散させてるのでしょうか、凄いハト愛ですね。


これと同じ出で立ちで渋谷のスクランブル交差点を徘徊していたらその日のツイッターが大変賑わいそうです。
まぁハトと言わずにね、別にニワトリでも良いわけでしょ?ウコッケイでも良いんですよね?



鴇松くん呼びます?

 

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ぺろぺろと歩いていたところですね、急にドリフトかましながらコーナーからこんなのが飛び出して来たんですよ。

この時は相変わらずの暑さに歩き疲れていてクタクタで頭の回転が遅かったけど、おぉ〜なんかいつもと違う華やかな自転車タクシーやなぁと思ってたんですけど、いや待て、いつもと違い過ぎだろ、、、ありゃなんだ!!??と。

 

 

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そりゃ追いかけますよね。
しかしこれがまたオヤジのクセに速くって、追い付くのも大変。

でも九割九分で、このとき僕の下半身が割りと規模の大きなマタズレに侵されていたので、まぁそれが追い付けない原因でしょうけどね。小中学では校内で一番足の速かった男の面影は一切無いほどの乱れたフォーム、とにかく股と股が触れ合わないようにしてオヤジに食い付きます。

 

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ちきしょう見失っちまう、、、!と心が折れそうでしたが、腹が減ったのかトウモロコシを買っていたところをなんとかキャッチ。

ふぅ、それにしてもオイ、、、こりゃなんだよ。。。

移動式の遊園地って感じですか?世界はやっぱ広いぜ母ちゃん、オラ開いた口が塞がらねぇだ。本当に子供達が喜ぶと思って真剣に作ったのでしょうか。これオヤジのハンドメイドだろ?




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そうなっちゃいます?


くっ・・・もうちょっと真剣に、、やりませんか?
って感じで握りこぶしを作りながらなんか勝手にムシャクシャしましたよ。


これじゃあ幸せを運ぶ遊園地じゃなくて、トラウマを運ぶオヤジじゃないですかぁ!

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街にはショッピングモールがたくさんあるんですけど、一番目立つあの赤い看板のやつ、チラホラと別の場所でも見掛けていて、チェーン店なのでしょうけど何の店か想像付きますか?

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僕は結構ガチでローラースケートの専門店かと思ってたんですけど、フライドチキン系のファストフード店でした。

にしてもこのロゴマーク、やっぱり何を表しているのかサッパリ分かりません。どうしてこれ採用されたの?

ローラーに見えたのはどうやら卵ですかね、白いのはニワトリってとこでしょうか?






あれ?




鴇松くん?

 


ロゴも疑問だし、それにCFCの最初のCってなんだろうってとこですよね。疑問だらけでしたよ。

FCはフライドチキンでしょ、ん〜〜、チキン・フライドチキンとかいうクッソくどくてチキンごり押しのカーネルに完全に宣戦布告した名前じゃないかと割りとガチで思ったんですけど、調べてみたらどうやら元々はアメリカにあったもので、カリフォルニア・フライドチキンの略だそうです。普通かっ。

 

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普通にウメェ。見た目通り衣がサクサクザクザクで良い感じ。(C)これぞ・(FC)フライドチキンって感じですかね。ウコッケイではないだろうけど美味しいねって、これ鴇松くんと一緒に食べたかったです。

 

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さて、ジョグジャカルタの近郊には大きな遺跡が2つあります、その一つがこのガンダムのおウチみたいな姿がカッコいい世界三大仏教寺院の一つであり世界遺産でもあるボロブドゥール

短パンの方はこのように腰巻きが渡されます。いや本当に僕の後ろ姿ってイケてますよね、マジでかっけぇ。

 

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上まで登るとこんな感じでツンツンしたものがたくさんありまして、

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一つだけ五右衛門風呂に浸かっているような方がいたんですけど、つまりこのツンツンしたものの中にはすべてにお釈迦様が封印されていて何とも不思議な光景が広がっています。

フタは意図的に、なのか壊れちゃったのか、彼、湯冷めしてそうですよね、乳首立ってるし。すいません。

 

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コチラがプランバナン遺跡です。まぁ寺です、似たようなもんです。

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どちらも入場料が激高い。地元民と比べると何倍、何十倍もして感じ悪いですね。



2つの遺跡に関しては、以上です。

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こちらはジョグジャカルタの名物の一つ、ナシ・グドゥジャックフルーツという果物と野菜を煮込んだもの。そしてその横にあるのがそう、ジャワ島で頂くジャワティーでございますねぇ〜!!

まぁ〜〜一つ7円くらいのティーパックのやつと味の大差が不明。

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ドンドン西へと進んで行き、首都を目指していきます。ここはその手前のバンドン(Kota Bandung)という標高700mに位置するので涼しく過ごしやすい街です。

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目抜き通りはやっぱゴチャゴチャしてますね、これは金魚売りの屋台です。熱帯魚もいます。

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さほど観光地化されていないので、現地の人たちの素朴な風景がゆっくりと流れています。

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小鳥に見入る人たち。なんともジャワ人にとって鳥を飼う事は、古くから地位の高さや豊かさを表すものとされ、文化の一つとなっているそうです。

が、しかし、その文化は皮肉な事に、インドネシアでは鳥インフルエンザによる死者数が世界一だとか。イスラム教の国なので豚肉は食べられず、鶏肉が食の習慣としても根付いているこの国。

先ほどのハトを背負う少年のように(彼の場合用途が不明ですが)、ジャワの人たちと鳥は切っても切り離せない関係となっているようです。

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当時は時期的に雨期だったので、ほぼ毎日スコールに見舞われました。

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狭い路地の写真を撮っている僕に気が付き、ううぇーーい!!って感じで子供達が寄ってきます。

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イェーイ!

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もっと撮ってくれ!ドンドン寄ってきます。

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近いなオイ、みんな写ってるから大丈夫だよ!あれ?でもなんか一人だけ、

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うおっブレるくらい近いわ、ってやっぱり、左の黄色い子だけ飽きるの早いらしい。
お金くれ、だなんて言わず、ただただ写りたい純粋な少年たちでした。

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さて、バンドンから列車で遂にジャカルタです。

整然と高層ビルがワシャーっと並び世界屈指のメガシティとしての首都の貫禄を見せつけます。帰宅ラッシュ時間にはこの通り、よく分かんない交通状態になってます。信号はちゃんと作動してるんですけど、どうしてそうなる?

 

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小さな子供たちの夢を根こそぎ奪っていく、全てをさらけ出した着ぐるみのお兄さん。

観光エリアは旅行客で賑わってますね。しかしこの兄ちゃん、ただでさえ雨期のサウナのような中でよく頑張ってますよ、意識が朦朧としてうっかり顔が出ちゃってることに気付いていないのかもしれません。

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これはジャカルタだけに見られる三輪車。スピードが出ないので渋滞を招くために中心部では走行してはならない、という法律があるそうです。
数は年々減っていってるそうで、もしかしたら数十年後には見られなくなってしまうのかもしれません。

ジョグジャカルタではバンバン走っていた自転車タクシーのベチャも、ここジャカルタではほぼ見られません。やはり遅いので渋滞や事故の観点から廃止されたようです。

インドネシアという国一つだけでも個性的な乗り物があって見てる分には楽しいのですけど、やはりこれからドンドン無くなっていく運命にあるのでしょうかね。その国ならではの象徴が無くなってゆくのは寂しい限りです。

 

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世界都市とはいえやっぱり途上国、随所随所にこういった路上生活者、物乞いがたくさん。

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ビル群からほんの少し歩くだけで景色が一変。

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ゴミがそこら中に捨てられ地面で寝ている人たち、ボロボロの家屋。これでも同じ首都ですからね。世界屈指のメガシティで世界屈指の貧富の差が広がり続けるシティってとこでしょうか。

首都だけが一人歩きしてゆく現代の途上国はそういう運命にあるのかも分かりませんね。

インドネシアの「今」を見られる場所、ジャカルタでした。


当初はここジャカルタから船でシンガポールへ向かおうとしていたが、とある地球を感じられる場所がスマトラ島にあるという情報を掴んでしまったのです。てことでインドネシアの旅はもう少し続きますよ。

(この記事は2014年10月の記録です)

次回
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